02日 2月 2020
中心部から放射状に六方向に広がる巨大な枝―雪の結晶を思わせる建築物は北海道大学の学生寮「恵迪寮」です。“結晶”の真ん中は共用棟で、そこから6棟の共用棟に枝分かれしています。「雪は天から送られた手紙である」の名言を残した北大の中谷宇吉郎博士は雪の結晶の美しさに魅せられ、世界で初めて人工的に雪の結晶を作り出すことに成功した科学者です。1941年に北大に低温科学研究所が設置されると、軍の要請から、ゼロ戦の翼に付着する氷害の研究などが行われました。恵迪寮は北大と縁のある雪の結晶をデザイン化したものと言われていますが、網走監獄をモチーフにしたという都市伝説もあります。
22日 12月 2019
東京五輪マラソンコースの最南端に位置する南平岸地区。上空から眺めると、立ち並ぶビルやマンションの間をまるで巨大な蛇がはっているようです。この“大蛇”の正体は、地下鉄南北線。1972年2月の札幌冬季オリンピックに間に合うように、短期間に建設できる高架式が採用されました。...
24日 10月 2018
明日から出張で長野市に行ってきます。グーグルマップを見ると、碁盤の目に慣れた札幌人からは見るだけでワクワクするような無秩序な街並みです。...
07日 6月 2018
6月3日に行われた真駒内駐屯地創立記念行事に見学に行ってきました。この日は普段立ち入ることのできない施設の一部が解放され、だれでも見学できます。 真駒内用水...
06日 8月 2017
画像中央の人物に比してあまりに大きい管。 この巨大な管は、平岸配水池から市内各地に配水するためのものです。 白川浄水場から取り入れられた豊平川の水は、平岸配水池など市内各地の配水池に分配されます。配水池から幾つもの配水管に枝分かれし、最終的に各家庭の水道につながっています。...
20日 6月 2017
昭和13年に完成した下本村共同選果場。補助金の交付を受けられるよう1階は貯蔵庫、2階は作業場兼集会所として設計されました。その痕跡をたどってみましょう。 まずぱっと目を引くのが、1階と2階の外観の違いです。2階には縦長の大きな窓が五つ並んでいるのに対して、1階には小さな窓が一つだけ。創建当初は現在の入口のところにもう一つ小さい窓がありました。...
18日 6月 2017
昭和初期、平岸は昭和恐慌と作柄不況のダブルパンチに苦しんでいました。そんな平岸りんごの窮地を救ったのが「りんごの神様」と呼ばれた北海道帝国大学農学部の島善鄰でした。...
16日 6月 2017
サッポロ珈琲館平岸店。もとは下本村共同選果場として昭和13年に建てられました。この建物の建設経緯は、弘前大学農学部の名誉教授・齋藤健一先生が「株式会社平岸会館50周年記念誌」にまとめられています。...
09日 5月 2017
南平岸は霊園城下町の異名を持ち、石材店や葬儀場が密集したエリアです。 平岸霊園のすぐとなりに位置する北央石材「平岸霊園前店」。店名に「霊園前」と入っており、駅名の痕跡のように思えます。 しかし、北央石材は里塚霊園のそばに「里塚霊園前店」を出しており、駅名由来というより単に霊園前に位置することからこの店名になっているようです。...
08日 5月 2017
「霊園前駅」から「南平岸駅」に名称変更したのが今から23年前の1994年。地下鉄南北線の開通と同時に霊園前駅が開業したのが1971年ですので、霊園前駅が存在した年数と南平岸駅が存在した年数は今年でちょうど同じということになります。 未だに「霊園前」と呼ぶお年寄りがいる一方、大学生以下の若い世代は霊園前駅の存在を知りません。...