地震があれば真っ先にNHKをつける。LINEで安否確認する。NHKであれ、LINEであれ、“普段使いのメディア”であるということが重要です。災害用伝言板や防災アプリなど普段から使っていないものは、結局緊急時にも使われません。
東日本大震災、熊本地震、胆振東部地震…どんな災害でも求められたのは身近な情報です。しかし、災害の規模が大きくなるほど身近な情報は入手困難になります。地域の情報は、その地域に暮らしている人が発しなければ、誰も発信してくれません。その“誰か”を担いたい。「断水」や「余震」などのデマに踊らされることなく、地域の、地域による、地域のための、メディアを作りたい。
道新りんご新聞は東日本大震災を受けて、地域の生活・防災・歴史情報をお届けするミニコミ紙として誕生しました。しかし、それは新聞に付随する読者サービスとして、個人の趣味的に作られた媒体に過ぎませんでした。個人でできる仕事には限りがあります。また、外部へ広がることもありません。その反省に立ち、今年4月に道新りんご新聞を休刊することとしました。事業として成長可能であり、地域に良質な情報とコミュニティを提供するための新しいメディアを立ち上げるためです。
・地域のグルメ、健康、イベント、教育などの生活情報にスポットをあて、紙面・ネットなどを通じて、“普段使いの地域メディア”に育てたい。
・地域のヒト、コト、モノをつなげ、魅力ある地域生活をサポートしたい。
・学校や行政、町内会など地域の様々な団体と協力し、防災啓発活動や地域活性化に取り組みたい。
・いざというとき、地域の防災・安全情報を発信し、地域情報のライフラインとして機能したい。
この事業を展開にするあたり、「こういう人に会ったらいいよ」、「こういう本を読めばいいよ」、「この会社の取り組みが参考になるよ」などの助言がありましたら、ぜひお寄せください。また、この事業に協力したいという方がおられましたらお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。