道新りんご新聞 3大ニュース

いよいよ年末が押し迫ってきました。道新りんご新聞では今年の平岸3大ニュースを募集しています。ご応募は12月12日必着です。さて、このブログではひと足早く、「道新りんご新聞」の3大ニュースを発表したいと思います。

第3位 「災害時に活用を」ドローンを使って新聞配達の実証実験

9月21日。旭川市石狩川支流の上空で、世界ではじめて災害を想定したドローンの輸送実験に成功しました。このニュースは北海道新聞はもとより、どさんこワイドでも大きく報道され、中日新聞など日本中の新聞にも掲載され、大きな反響を呼びました。

 

この実験は、「プロフェッショナル~仕事の流儀~」などにも出演し、“空の革命児”とも呼ばれるドローンパイロットの請川博一さんの協力がなければ不可能でした。今後も、ドローンや自動運転などの技術を活用し、災害対策や過疎化・人手不足に悩む地方の配達網の自動化に取り組むつもりです。

 

※なぜ新聞販売所がドローンを飛ばすのか “空の革命児”との出会い

第2位 HTB移転 南平岸で50年の歴史閉じる

単に大きな企業がなくなったという以上に喪失感がありました。HTBは平岸の誇りでしたから。個人的にもHTBとは何年も前から交流があり、地域メディアとして様々な相談に乗っていただいていました。

 

ダメ元で申し込んだ樋泉社長(当時)の取材も快く承諾していただき、非常に丁寧にお話しを聞いていただきました。「道新りんご新聞の活動に敬意を表します」という樋泉社長のお言葉に勇気をいただきました。

 

来年ぐらいには、跡地の利用についても方向性が出されるのではないでしょうか。屋上のonちゃんの行方についても気になるところです。

 

※なぜHTBは平岸で開局したのか?地形と地質から考える

第1位 胆振東部地震 豊平区で震度5弱 ライフラインストップ

個人的に1位は地震ですね。道新りんご新聞9月15日号は1面・2面ともHTBの移転特集にするつもりでいたところに、まさかの1面差し替えになりました。

 

正直、配達スタッフも半分も来ないのではないかと思っていました。でも全員来ました。停電が続く中、すべて配りました。そういう意味で今年の弊社のMVPは配達スタッフだったと思います。朝、ポストに新聞が届くのは当たり前だとは思わないでください。すべて人の手で、足でお届けしています。雨の日も、雪の日も、停電中も・・・前日が台風で、次の日が地震、そして停電。自宅が食器で散乱している状態でも配達に来てくれたスタッフもいました。小さいこどもがいても新聞を配ってくれた主婦がいました。

 

新聞販売所だけではありません。あの日、地域を支えたのは地域の人々でした。停電中、交通整理にあたる警察官。子守をしながら商品を売ってくれたドラッグストアの店員。必死で電力を確保し、災害放送を流した地域FM・・・そういう人々の頑張りを見て、自分もできるだけのことはやろうと駆け回りました。二度と起きてほしくない災害ではありますが、今後に備えて地域メディアとしての役割を今後も果たしていきたいと思います。

 

※道新りんご新聞活動記 大停電からの3日間を振り返る