強制連行とりんごの強奪

道新りんご新聞12月1日号「平岸の歴史を訪ねて」では、太平洋戦争の終戦後の混乱を取り上げました。

 

昭和12年に始まった日中戦争による労働力不足を補うため、国策として朝鮮人や中国人が集められ、日本に連れてこられました。札幌では手稲鉱山、豊羽鉱山、丘珠飛行場、藻岩発電所で過酷な労働にあたり、犠牲者も出ています。

 

終戦後、彼らの中には一転して「戦勝国」を名乗り、横暴な振る舞いをする者も出始めました。闇市で高値で取引されていたりんごを手に入れようと、徒党を組んで果樹園に押しかけ、有無を言わせず安値で買い取るなど、多くの果樹園が被害に遭いました。一部の朝鮮人によるこうした騒動は、彼らが本国へ帰国した昭和23年ごろにようやく収まりました。

 

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