※道新りんご新聞10月1日号より
9月6日に発生した胆振東部地震からまもなく1ヶ月。停電や断水など平岸でも大きな被害が出たなか、地域を支えたのは地域の人々でした。
高齢者総合施設アビターレ(平岸2-2)では、入居者の安全確認後「できる限り地域に寄り添った行動をしよう」と、停電後すぐに備え付けの非常用発電機を稼働させ、施設を一般開放し、充電スポットを提供しました。
小さな子供が不安にならないようにとの配慮から、ビリヤードなどの施設内の遊具を地域のこどもたちに開放したほか、アンパンマンのDVDを流し、安らげる環境を提供。
停電当日の午前10時頃からは、おにぎりや味噌汁などの炊き出しを開始し、6日の昼食と夕食、7日の朝食、昼食、夕食を延べ約900人に提供しました。食材は、入居者用の非常用備蓄のほか、買占めを避けるため市内各地のスーパーを回り、職員が調達しました。調理は、毎年施設が開催しているお祭りで使用しているコンロや鉄板焼き器で行いました。
施設長の佐々木基博さんは「日ごろお世話になっている地域の方々に少しでもお役にたてればとの思いで行動しました。今後は防寒用の毛布の備蓄なども進めたい」と防災への取り組みを強化するとしています。
~情報提供のお願い~
豊平区で観測史上初めて震度5弱を記録し、全道で停電するなど大きな被害をもたらした胆振東部地震。皆様が経験したトラブルやどう乗り切ったかという知恵、今後の備えに役立つ意見、地域の支え合いや思いやりが発揮されたエピソードなどを募集しています。
投稿は、胆振東部地震に関する情報提供のお願いのページからお送りください。寄せられたご意見は道新りんご新聞紙面などで紹介させていただく場合があります。
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