災害時ドローンで新聞配達 旭川で実験に成功しました

どうしん電子版動画
どうしん電子版動画

※どうしん電子版(動画ニュース)より

北海道新聞の販売所若手経営者らによる「札幌地方道新青年会」は21日、旭川の河川敷でドローンを使った新聞配達の実証実験を実施しました。地震など災害時でも、配達手段を確保するのが狙い。

 

大地震で橋が壊れ、道路が寸断されたとの想定。実験でドローンはゆっくりと地面から上昇し、安定した様子で飛行して、約1分で新聞10部を約200メートル先の対岸の目的地に運んだ。

 

実験に携わった北海道新聞永田販売所の伴野卓磨副所長(41)は「無事に運ぶことができて良かった。新聞は何かあった時に必要とされる情報の基盤だ」と話した。

 

6日の地震による全域停電(ブラックアウト)で、テレビをつけられず、スマートフォンも電池切れで情報を得られない人が続出した。同会は将来的な災害時の輸送手段確保のほか、新聞配達の自動化の可能性も検討したいとしている。実験は、5月に会員から新たな配達手段として、ドローンを活用できないかという意見があり、地震発生前に実施が決まっていた。