4月1日発行の道新りんご新聞「平岸の歴史を訪ねて~りんご編~」のテーマは、「弘前でりんご修行へ」。
昭和のはじめ、平岸のりんご農家は、昭和恐慌に苦しんでいました。りんごの価格は以前の3分の1程度にまで下落。加えて、青森りんごが質・量ともに急成長し、高い評判を呼ぶようになりました。
この危機を救ったのが、北海道帝国大学助教授・島善鄰でした。昭和9年に平岸果樹組合の主催で島善鄰の講演会を開催。島は明治以来青森県が蓄積してきたりんご栽培のノウハウを何ら隠すところなく披歴しました。
昭和10 年には島善鄰のあっせんにより平岸の若手10名が弘前のりんご農家に修行に出向きました。一冬作業を共にし、青森式栽培法を身につけた彼らは帰村後、これをひろめていきました
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