北海道の開拓は、お雇い外国人ケプロンの指導の下、アメリカ流で進められました。食文化すら西洋化しようという試みが行われ、札幌農学校の寮では、毎食完全な洋食が出され、寮の規約で「米飯を食すべからず」と定められていたほどでした。
札幌農学校出身の新渡戸稲造、内村鑑三といったエリートたちも、農業の西洋化の信奉者となり、北海道での米作りを真っ向から否定しました。このような理想主義的な、反面伝統と文化を無視した政策に立ち向かったのは、無名の百姓たちでした。
明日10月19日午前10時よりFMアップル(76.5MHz)で放送の「平岸情報ステーション りんご新聞より」では、「平岸の歴史を訪ねて 開拓編」として札幌がわずか150年足らずの間に200万都市へと成長する原動力となった米作りへの挑戦を取り上げます。
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