画像中央の人物に比してあまりに大きい管。
この巨大な管は、平岸配水池から市内各地に配水するためのものです。
白川浄水場から取り入れられた豊平川の水は、平岸配水池など市内各地の配水池に分配されます。配水池から幾つもの配水管に枝分かれし、最終的に各家庭の水道につながっています。
しかし、大地震時には配水管が破損して水を家庭などに送れなくなる可能性があり、応急給水拠点の役割を果たすため、水を蓄える必要があります。
その役割を担うのが緊急遮断弁です。配水管の上に巨大な黄色い重りがありますが、震度5強以上の揺れを感知するとこの重りが自動的に下がり、配水管をふさぐことで配水池内に貯水する役割があります。
それでも、貯水できるのは市内で使われる1日平均水量のうち、2割弱に当たる約9万立方メートルに過ぎません。万が一に備え、日頃から水を備蓄する習慣をつけておきましょう。