道新りんご新聞で好評連載中の平岸の歴史を訪ねて。次回7月15日号より前半戦の山場となる「りんご編」がスタートします。
先日のブラタモリで「サムライが作った弘前の宝」としてりんごが取り上げられていました。しかし、もともとりんごの本場は北海道であり、北海道の中でも札幌であり、札幌の中でも平岸が中心地帯でした。
りんごは平岸だけでなく、豊平区の象徴として様々なところでシンボルとして使われています。区のシンボルマークはとよひらの「と」の字とりんごをデザイン化したものです。
豊平区のコミュニティラジオ・FMアップルもりんごのマークをシンボルにしています。
その他にも、枚挙に暇がないぐらい豊平区にはりんごのマークがあふれています。
ちなみに道新りんご新聞のマークは、りんごと北極星(五稜星)を組み合わせたものです。
五稜星は開拓使時代、北海道のシンボルとして使われ、時計台や赤れんが庁舎にも使われているほか、官営工場の大日本麦酒(今のサッポロビール)のシンボルとなり、今でも黒ラベルの瓶などに北極星のラベルが使われています。
北海道新聞の題字の背景にも、北極星と北斗七星が散りばめられています。これは、北海道新聞が目指す北方文化の発展をデザイン化したものと言われています。
道新りんご新聞を創刊にあたり、郷土の歴史に敬意を払い、また地域の文化の発展を目指して、りんごと北極星を組み合わせたマークをロゴとしました(「りんご・スター」と呼びます)。
「平岸の歴史を訪ねて りんご編」では、平岸がりんごの名産地となった経緯や、世界に輸出された栄光とロシア革命や日中戦争といった世界的な大事件に巻き込まれていく苦難の歴史を徹底的に掘り下げてお届けします。
まだ書き終わっていませんが、このシリーズは過去最長の20回以上に渡って連載される予定です。ですので、平岸人図鑑と平岸防災は一時お休みし、7月15日号からは「平岸の歴史を訪ねて りんご編」をシリーズ終了まで毎号掲載する予定です。
量もそうですが、質においてもこれまでで最も面白いシリーズになったと思っています。ここまでの質・量が整ったのは私の力ではなく、りんごに関する資料が先人たちにより多量に残されていたためです。また、平岸出身の弘前大学農学部名教授・斉藤健一先生に有益な助言をいただいたことも大きかったと思います。この場を借りて、りんごに関わった方々に感謝したいと思います。
「平岸の歴史を訪ねて りんご編」ご期待下さい!
※道新りんご新聞は毎月1日と15日の平岸地域の北海道新聞に折り込んでいます。道新の1週間無料お試しキャンペーン実施中!