道新りんご新聞で連載中の「平岸の歴史を訪ねて」。現在はサッポロビール編として、ビール作りと平岸の関わりを取り上げています。
10月15日号では、「麦とホップを製す」と題し、原料の国産化へ奔走した“開拓使の二枚看板”エドウィン・ダンとルイス・ベーマーの功績を紹介しました。
本文で書いたように、ホップ栽培は山鼻地区で盛んでしたが、戦後宅地化が急速に進行すると、昭和25年サッポロビール系列の北星興業株式会社が経営していたホップ園は平岸に移されました。
毎年お盆の時期になると、アルバイトやこどもたちがホップの収穫に勤しむ風景が風物詩となっていました。
しかし、平岸でも宅地化が進行するとホップ園は閉鎖され、現在では平岸1条2丁目にある「平岸木の花ホップ公園」にその名を留めるだけになっています。