天神山の北側、国道453号線沿いに一軒の赤い古民家が静かに佇んでいます。
手入れの行き届いたお庭と合わせて、知的な雰囲気が漂うこのお家は、平岸生まれの文学者であった故・澤田誠一さんの生家です。
澤田さんは、1968年に発表した「斧と楡のひつぎ」で北海道新聞文学賞を受賞し、第六十回直木賞候補にもなりました。
本日、お隣にお住まいのご子息様に伺ったところ、大正13年築とのこと。平岸では最も古い木造建築物になります(豊平区でも一番古いかもしれません)。
10日10時半から天神山で行われる「うわさんぽ~平岸の歴史を訪ねて編~」のまち歩きで、澤田誠一邸の敷地内を見学させていただけることになりました。
お申し込みは、南平岸まちづくりセンター(☎011-814-1440)まで。
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