台地の下は、一皮めくれば火山灰

HTBから北側へ下る坂道の左側は雑木林でしたが、現在宅地造成工事中です。

 

平岸高台地域から南側に続く丘陵地帯は、今から4万年前に支笏火山が超巨大噴火したときの火砕流でできています。

 

普段意識することはありませんが、このような工事の際、地面の下がどうなっているか観察することができます。

 

高台地域は、一皮むけば、灰色の火山灰でできていることが確認できます。

 

このあたりでの火山灰の厚さは20メートルほど。現在、同じ規模の火砕流が来たらと思うとゾッとします。

 

札幌市博物館活動センターでは、この時の噴火が起きたらどうなるかを想定した写真が展示されています(噴煙柱の規模は実際にはもっと大きかったと思いますが)。

 

10月10日の天神山文化祭で行う公開座談会「なぜ平岸はりんごの産地となったのか?キーワードは“石と水”」では、平岸の地質・地形の成り立ちや、そのことがりんご産地とどう結びついたのかについてもお話する予定ですので、興味のある方はご来場ください。詳しくは、「平岸の歴史を訪ねて in 天神山文化祭」をご覧ください。

札幌市博物館活動センター展示写真より
札幌市博物館活動センター展示写真より