札幌市の市営霊園で、金属製の花立ての盗難が相次ぎ、平岸霊園では、「花立てがなくなっている」との相談が、26件寄せられています。
平岸霊園管理事務所によれば、花立ての盗難は7月頃から増え始めました。これまでにこのような被害はなく、札幌市では、金属がリサイクルとして高値で取引されるため、転売目的の可能性もあるとみています。
同事務所によれば、霊園は公園と同じ扱いになるので、夜間に施錠するのは難しく、看板を立てて注意を促したり、豊平警察署による巡回強化などの対策がとられています。
お墓参りに来ていいた男性会社員は、「他の親戚も来るので、花立てを持ち帰るのは難しい。お墓にあるものを転売するなんで罰当たりだ」と憤っていました。
清田区の里塚霊園と西区の手稲平和霊園でも同様の被害が出ています。市は「被害に遭った場合、個々に警察へ届け出てほしい」と話しています。
関連ページ:札幌市営霊園の花立て盗難相次ぐ(どうしん電子版)