世界恐慌と大凶作 龍神様に救いを求めて

りんご農家関係者による『龍神祭』
りんご農家関係者による『龍神祭』

道新りんご新聞紙面で好評連載中の「平岸の歴史を訪ねて」。現在は、龍神シリーズとして、真駒内や空沼岳の龍神像、平岸用水の水門脇に祀ってあった龍神様を取り上げてきました。

 

かつては、湧き水や用水路脇など、そこら中にあった龍神様。そのほとんどは、廃れ、消えていきました。

 

そんな中、天神山の麓にひっそりとたたずむ若松龍神は、この土地のりんご農家だった山際廣昭さんによって、今でも大切に祀られています。

 

8月7日、その若松龍神の『龍神祭』が平岸のりんご農家関係者が出席する中、厳かに執り行われました。

 

この神社が建立された昭和8年は、世界恐慌とそれに続く昭和東北大凶作というダブルパンチに会い、農村が困窮を極めた時代です。

 

道新りんご新聞8月15日号では、苦難に見まわれた平岸のりんご農家と、若松龍神が祀られるに至った背景に迫りました。ご期待ください。

 

※道新りんご新聞は、平岸地域の毎月1日・15日の北海道新聞朝刊に折込んでいます。新聞のお申し込みはこちらのページから