毎月第2・第4日曜日は道新朝刊生活面で「くらしと防災」を連載しています。今回は、家具の危険性とその対策について。
阪神大震災や新潟県中越地震など過去の直下型地震では、けが人の3~5割が「家具類の転倒や落下、移動」によるものでした。
しかし、札幌市が昨年行ったアンケートでは「家具の固定や配置を工夫している」と答えた人は29%にとどまっています(関連記事→災害の備え 市民の関心薄く)。
対策としては、
①家具が倒れた時に避難口を塞いだり、就寝中に下敷きにならないよう配置を工夫する
②突っ張り棒や粘着マットなどで固定する。重いものを下段に収納し重心を低くする。
③食器棚は、扉の開放を器具で防ぐ。ガラスには飛散防止フィルムを貼る
といった方法が紹介されています。今一度ご自宅の地震の備えを確かめてみましょう。
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