※5月12日北海道新聞朝刊14面より
発生から約1カ月がたった熊本地震では、 倒壊した家屋や家具の下敷きになって亡くなる人が相次ぎました。住宅の耐震化や家具の固定など、自宅でできる地震対策を紹介します。
■耐震診断
1981年以前の建物は旧耐震基準で建てられ、耐震強度が不足しています。札幌市では無料で耐震診断を行っていますので、自宅の耐震性能がどの程度なのかを確認しましょう。
■壁の補強が一般的
耐震性を上げるには、壁を筋交いや合板で補強するのが一般的です。古い住宅全体の耐震性能を新築並みに高めるには200万円以上かかるケースもありますが、居間や寝室に絞って壁を補強すると工事費を抑えられます。
■ベッドシェルターも
就寝中に、家具が倒れたりしてきた時に一定の空間を確保し、身の安全を守る防災ベッドやシェルターがあります。40万円前後から商品があり、中には組み立て式で比較的簡単に設置できるタイプも。「家屋全体の耐震工事をする経済的な余裕がない」「逃げることが難しい要介護者がいる」などの理由で購入する人も多いそうです。
■家具固定、ガラス飛散防止が不可欠
家具の固定も欠かせません。DCMホーマックは「防災対策カタログ」をつくり、突っ張り棒のように天井と家具を固定するポール式器具などを紹介しています。家具の下に敷くストッパー式器具も併用すると効果的です。このほか、ガラスの上に貼ることで割れたガラスの飛散を防ぐフィルムや、揺れで家具の扉が開かないよう固定する器具も役立ちます。
詳しくは、どうしん電子版のページをご覧ください。
関連ページ→ホーマック「防災対策カタログ」
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