※本日の北海道新聞朝刊34面の記事を引用
熊本地震で 震度 7の激しい揺れが立て続けに発生したことを受けて、道内の防災関係者らの間で「地震対策を再考する必要がある」との見方が広がっています。
道内でも過去に マグニチュード (M)6級の地震が連続した例があります。1959年1月、弟子屈町付近でM6・3の地震が起こり、約2時間後にM6・1の地震が続き、いずれも震源付近は震度6を観測しています。
札幌市の秋元克広市長は26日の記者会見で「市の地域防災計画では熊本のように大きな地震が複数回続いて起きることまでは想定していない」とし、計画を再検証する意向を示しました。
北大の高橋浩晃准教授(地震学)は「立て続けに大地震が起こることを念頭に避難態勢を考える必要がある」と提言。「耐震基準を満たした建物でも一度の地震で損傷すれば、ある程度、活動が収まるまで中に入らず様子を見なければいけない」と指摘しています。
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