明治4年、水沢から平岸へ何日かかった?新幹線との比較③

明治4年の水沢から平岸への集団移住から145年が経ち、東北と北海道が新幹線で結ばれました。

 

水沢郊外にある東北新幹線の水沢江刺駅の写真がこちらです。

駅前に田んぼと畑・・・

 

実は、東北新幹線開業当初、水沢江刺駅は存在しませんでした。

しかし、駅設置を目指した住民運動が実を結び、1985年に開業されたのです。

 

東北新幹線の計画当初には無かった駅なので、一帯は水田地帯のど真ん中であり、今でも駅周辺にはビジネスホテルも商業施設もありません。

 

さて、水沢江刺駅からの始発は、7:22発のはやぶさ96号です。

新函館北斗駅には10:07到着。

2時間半程度で、北海道に着いてしまうのです。

 

ここで、10:24発の特急スーパー北斗7号に乗り換えます。

西村京太郎のトラベルミステリーみたくなってきました。

 

そして、札幌に13:48に到着します。

新函館北斗から3時間少し。

なんと水沢ー函館間よりも函館ー札幌間の方が長くかかってしまうのです。

 

それでも、水沢からは6時間程度、朝出て昼着く距離になったんですね、近くなりました。

 

というわけで、明治4年の移住の際に20日あまりかけてたどり着いた日程が、現在は6時間程度に短縮されたのでした。

 

2031年の札幌延伸後、ここからさらに、どの程度短縮されるのでしょうか?

首を長くして待ちましょう!

 

前回、前々回の記事はこちらから

明治4年水沢から平岸へ何日かかった?新幹線との比較①

明治4年水沢から平岸へ何日かかった?新幹線との比較②